Windowsのエクスプローラーをタブ化する:Clover
意外と知られていない?便利なWindowsアプリを紹介です。
Cloverとは
エクスプローラーのタブ化ソフトです。
機能
Cloverの機能は、以下の通り。
- タブ化
- フォルダのブックマーク
タブ化機能は言わずもがなですが、ブックマークもタブ化並に実用できます。
ブックマークの使用例は、以下の通り。
- よく使うフォルダ
- ネットワーク上のフォルダ
- Windows関連のフォルダ
- マイドキュメント
- コントロールパネル
- スタートアップ
- ゴミ箱
- etc...
Cloverの問題点
問題点は、以下の通り。
- 中国製(作者が中国の方)
最大にして最悪の問題点は、「中国製」であることです。中国製がすべて悪いわけではありませんが、やはり不安になってしまいます。
ローカルPC上でアプリを実行するため、基本的にパソコンでできることならなんでもできてしまいます。会社のPC等には、インストールしない方が賢明です。
改善案
最新版を使用してウイルス等を仕掛けられてはたまらないため、過去の安全?なバージョンを利用する。また、Vector等の安全性の高い配布もとからダウンロードして使用する。
補足として、Cloverの最新版のバージョンは3.4.0.9281(2018/01現在)ですが、Vectorで配布しているバージョンは3.0.325.0(2018/01現在)です。バージョン3.1以上で作者の変更があったとのことなので、そのあたりの事情が関係していると思われます。
本ソフトは、タブ化とブックマークバー以外の機能がありません。また、ほとんど外部との関係を持っていません。外部との関係はエクスプローラーが間に入って処理を行っています。そのため、セキュリティアップデート等の必要性は、ほとんどないものと考えています。バグとかあれば別ですが…。
Clover 3.0.325.0の問題点(1)
Google Analyticsで閲覧履歴を収集している。
下記のレビューに記載があるように設定ファイルにAnalytics IDと思われるデータ、閲覧履歴が設定ファイル内に記載されていることを確認しました。
* 不正な個人情報(表示したフォルダパス、およびその閲覧回数 両方)取得
* Analytics IDを設定して、裏で追跡できるようになってある
引用元:Clover - FreeSoftNavi
Cloverを起動していない状態でPreferences
を編集することでgoogle_analytics_userid
の内容を変更できるようです。ただし、0
などあきらかにIDでない値に変更したり、項目を削除したりすると項目が復活します。その場合、値がランダム?に変化します。
google_analytics_userid
を独自に設定すれば、閲覧履歴の送付を阻止できると安易に考えてよいかは不明です。実は値を使用していない可能性や、エラーとなった場合、事前に指定している宛先に送信するなど考え始めれば切りがないです。
Clover 3.0.325.0の問題点(2)
Windos8以上では、エクスプローラーのメニュー(リボン)が上に開く場合、正常に動作しないです。Clover 3.0.325.0の段階でWindows10が主流ではなかったため、予期しない現象として発生しているのかな?
対応策としては、メニュー(リボン含む)を使用しない。基本的にショートカットと右クリックメニューで対応可能です。
Ribbon Disablerでエクスプローラーのリボンを無効化して、Windows7風の使い勝手に戻すことが可能です。